ポケカの状態の見方|美品・傷あり・プレイ用の判断基準
同じカードでも、10倍の価格差が付くことがあります。違いは状態だけです。出品者は「NM」「LP」「MP」といった略語で状態を表しますが、公式のように聞こえて、実際はかなりの主観が含まれます。日本でいう「美品」や「状態A」と同じく、各ランクが本当に許容する範囲と、その確認のしかたを知っておけば、鑑定士なら「プレイ用」と言うカードを「ほぼ美品」の値段で買う失敗が減ります。
状態のランク
未鑑定市場の一般的な尺度は、上から順に次のとおりです。Mint/Near Mint(NM)は、角がシャープで、縁がきれいで、表面に目立つ傷がなく、せいぜい工場出荷時のかすかな難があるくらい(日本の「美品」「状態A」に近いイメージ)。Lightly Played(LP)は、縁にわずかな白欠けや薄い傷があるものの、まだ見栄えのする状態。Moderately Played(MP)は、目立つ白欠け、傷、角の甘さがあるが、構造的な損傷はなし。Heavily Played(HP)は、使用感が強く、軽い折れがあることも。そしてDamagedは、折れ、破れ、水濡れ、インクの損傷など。ランクが1つ下がるごとに、価格もおおよそ1段階下がり、その下がり方は上位ほど急です。ショップやフリマごとの基準は違うので、日本の「状態A/B/C」や「傷あり」の表記は、あくまで目安として対応させてください。
鑑定士のように見る
明るい光の下で、次の5点を順にチェックします。センタリング(表も裏も、枠の幅が均等か)、角(シャープか、丸みや毛羽立ちがあるか)、縁(白欠け、小さな欠け)、表面(傷、プリントライン、へこみ。ホロは傾けて見る)、そして裏面(枠に沿った白欠けは、コレクターもよく見落とします)。ほとんどの出品は表面の写真しかありません。本当の状態が隠れているのは、裏面とセンタリングです。
未鑑定の状態と、鑑定の数字
出品者の「美品」は意見です。鑑定の数字は、市場に裏付けられた判定です。両者の差が勝負どころで、自分ではミントだと思った未鑑定カードが8で返ってくることもあり、8と10の価格差は、未鑑定で買って浮かせた金額をはるかに上回ることがあります。ヴィンテージでは、その不確実性は特に大きいです(旧裏ポケカの見方)。未鑑定にミント価格を払う前に、鑑定ツールで、鑑定済みが実際にいくらで取引されているかを確認してください。PokéTTがすべての状態をそれぞれの中央値で評価し、混ぜないのもそのためです。
- ランクはNM → LP → MP → HP → Damaged。価格の下がり方は上位ほど急。
- 明るい光の下で、センタリング、角、縁、表面、裏面の順に確認する。
- センタリングと裏面の白欠けは、表がきれいでもグレードを静かに頭打ちにする。
- 出品者の「美品」は意見、鑑定の数字には市場がある。未鑑定にミント価格を払う前に差を確かめる。

