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PSA10と未鑑定の価格差|鑑定でポケカの相場はどう変わる?

同じカードで、状態も同じくらいに見えるのに、値段はまるで違う。PSA10のスラブが、隣に並ぶ未鑑定品の何倍もの価格で売れることは珍しくありません。これは気のせいでも相場の気まぐれでもありません。鑑定は「キレイそう」というあいまいな主観を、市場全体が信頼できる数字に変えてくれます。市場はその安心感にお金を払っているのです。ここでは、グレードが実際にどう価格へ反映されるのかを見ていきます。

鑑定グレードが保証しているもの

PSA、BGS、CGCはいずれも、センタリング・角・縁・表面をチェックして1〜10のスケールで状態を評価します。スラブに入ることで、本物であることが確認され、同時に状態が固定されます。つまり売り手と買い手が「この傷は許容範囲か」で揉める必要がなくなるわけです。高額カードほどこの不確実性を消す価値は大きく、真贋も状態も目視では判断しにくいカードでプレミアムが最も大きくなるのはそのためです。

グレードと価格は直線では上がらない

価格は8、9、10と均等に上がっていくわけではありません。多くの場合、最上位でぐっと跳ね上がります。9と10の差は、7と8の差よりずっと大きいのが普通です。GEM MINTは数が極端に少なく、買い手も集中するからです。カーブは最後の最後で急に立ち上がります。

未鑑定 → 鑑定済み
真贋の確認+状態の固定
最大のジャンプ
9 → 10
理由
GEM MINTは希少

プレミアムを左右するのは鑑定数(POP)

グレードは話の半分にすぎません。もう半分は、そのグレードが何枚存在するかです。PSA10が何万枚もあるなら、10は珍しくなくなりプレミアムは縮みます。数十枚しかなければ、10は本当に貴重で何倍もの値が付きます。PokéTTがすべての価格の横に鑑定数を並べて表示するのはこのためです。同じPSA10でも、50枚しかないカードと5,000枚あるカードでは意味がまったく違います。

価格と鑑定数はセットで見る
価格が高くて鑑定数が少ないなら、それは本物の希少性です。価格が高いのに鑑定数も多いなら、よほど人気のあるカードか、そろそろ値が落ちる局面のどちらかでしょう。鑑定数のない価格は、絵の半分しか見ていません。
ブラッキーのホロカード
同じカードでも、GEM MINTのスラブは未鑑定品の何倍もの価格で売れることがあります。グレード別価格表では各グレードをそれぞれの鑑定数で評価するため、未鑑定からPSA10までの上がり幅が推測ではなく数字で見えます。

グレード別価格表の読み方

PokéTTのカードページでは、グレードをラダー(段階表)として並べています。各グレードの中央値価格、取引件数、鑑定数が一目で分かる形です。上から順に見ていくと、需要がどこに集中し、供給がどこで細くなるかが分かります。基本セットのリザードンを開いて、未鑑定の相場から最上位グレードまでの跳ね方を見てください。そのうえで、最上位に実際に何枚あるのかも確認してみましょう。鑑定済みカードの実態は、1つの数字ではなくラダー全体に表れます。

どのグレードの価格も、そのグレード内の直近の取引の中央値で決めていて、グレードをまたいだ平均は使いません。だからラダーは内部で矛盾しません。算出の考え方を詳しく知りたい方は、時価総額の計算方法もどうぞ。

この記事のポイント
  • 鑑定は真贋を確認し、状態を固定する。市場はその安心感に対価を払っている。
  • 価格カーブは上位で急になる。9 → 10が最大のジャンプ。
  • プレミアムを決めるのは鑑定数。同じPSA10でも、カードによって希少にも普通にもなる。
  • 1つの価格ではなく、グレード別の価格・取引件数・鑑定数を並べたラダーで読む。
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