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PokéTTジャーナル
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相場の基本· 6分で読めます

日本版と英語版ポケカの違い|価格が別市場になる理由

リザードンはリザードン。ただしカード下部の表記を見るまでは、の話です。日本版と英語版のポケカは、絵柄もキャラクターも共通ですが、発売日も、印刷枚数も、鑑定に出す人の動き方も違います。ひとつの市場として見ると価格の意味がつかめなくなりますが、2つの市場として見れば、「相場がおかしい」と思えた場面の多くが、実はごく自然な値動きだったと分かります。

先に出るのは日本版、たいてい数か月早い

最近のセットはほとんどが、英語版より先に日本で発売されます。日本版が元のセットで、英語版はそれを組み直したもの。収録番号が変わったり、複数の商品に統合・分割されたりすることもあります。この時間差が効いてくる理由は2つ。1つ目は、日本版のほうが相場の価格発見が先に進むこと。市場が落ち着く水準を探る時間が長いわけです。2つ目は、英語版のセットが複数の日本版セットのカードをまとめていることが多く、英語版1セットが日本版1セットとぴったり対応しないこと。言語をまたいで「同じカード」を比べているつもりでも、実は別々の収録環境を比べていることがよくあります。

印刷枚数と限定カードは同じではない

日本では、海外にそのままの形では届かない商品が次々に出ます。雑誌の付録プロモ、キャンペーンや大会の賞品、ジムやイベントの配布、イラストレーターとのコラボなど。その多くは本当に数が少なく、英語版には相当するカードがそもそもありません。逆に、英語版の印刷枚数が日本版の原本を大きく上回るケースもあります。コレクターが実際にお金を払う「希少性」が、同じキャラクターでも日本版と英語版の反対側にあることがあるのです。

目安
両方の言語にあるカードなら、それぞれの地域でどちらが少なく刷られ、どちらがより追われているかを考えましょう。同じカードとは限りません。価格差の大半はここから生まれます。
日本版 基本セットのジャンボリザードン プロモカード
日本には、そのままの形では海外に出なかった商品があります。プロモ、ジャンボ、キャンペーンカードなど、英語版に相当するものがないカードです。同じキャラクターでも、希少性が日本版側にあることはよくあります。

鑑定数も、語る物語が違う

鑑定数(PSA・BGS・CGCでスラブ化された枚数)は、希少性を測る最もクリーンな指標の1つです。日本版と英語版は、ここでも違いが出ます。英語版のヴィンテージは20年にわたって大量に鑑定されてきたため、高グレードの鑑定数は多く、全体像もよく分かっています。日本版のヴィンテージは鑑定が遅れて始まり、バラつきもあるので、未鑑定品が同じくらい見つかる場合でも、GEM MINTのスラブでは日本版のほうがずっと少ないことがあります。PokéTTでは、1回の売却から推測せず、カードごと・グレードごとの実際の供給が分かるよう、鑑定数を追っています。

先に発売
日本
高グレードの鑑定数
日本版は少なめのことが多い
1対1で対応?
いいえ

では、どちらが「高い」のか

原則として、どちらも高いとは言えません。英語版の基本セットの未開封パックと日本版の旧裏の未開封パックは、買い手も、供給も、懐かしさの種類も違います。できるのは、同じ土俵で比べること。1つの基準通貨での実際の売却の中央値、グレードごとの鑑定数、実際に動いている取引量です。カードを「最後に売れた1件」でなく市場として見る、というのがこのサイトの狙いです。日本版の基本セットを英語版の対応セットと並べたり、ポケモンカード151から見始めたりすると、2つの市場の違いがカードごとにはっきり見えてきます。

両方をどう評価しているか
取り込むすべての取引にグレードのタグを付け、1つの基準通貨に換算したうえで、1つのグレード内の直近売却の中央値で評価しています。極端な1件には引きずられません。日本版と英語版は別々に評価するので、日本版と英語版の比較も同じ条件で行えます。詳しい方法は時価総額の作り方をご覧ください。
この記事のポイント
  • 日本版が先に出て、英語版は後から組み直される。セットは1対1で対応しない。
  • 希少性は同じキャラクターでも別の側にある(日本のプロモ vs 英語版の大量印刷)。
  • 鑑定数も違う。日本版のGEM MINTは見た目以上に少ないことが多い。
  • 最後の1件ではなく、売却の中央値・鑑定数・取引量で比べる。
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